試乗レポート

日産 セレナ 試乗レポート

8月に発売した新型セレナを試乗してきました。

特にプロパイロットを中心に試乗してきたのですが、「使える」というのが第一印象でした。ちまたでは、まだまだと比較的辛口な論評なのですが、少なくとも現時点では値段の割に使えるというのがわかりました。

少なくとも現時点で、300万円前後で一番自動運転車に近いといえます。

なにしろ、ベンツE 200 アバンギャルドの自動運転車は、700万円近くします。ましてやテスラ S P100Dは、1480万円もします。こんな高価な車とセレナ300万円とくらべてはいけません。

今後、日本はスバルのぶつからない車(試乗しました)が出現してから、さらにさらに自動運転車が急激に進展していくことでしょう。日産は「やっちゃえ日産」を合言葉にどんどん推し進めています。トヨタは密かにアメリカで進めているようです。アメリカはgoogle とステラが驀進しています。ヨーロッパではベンツはもちろんポルシェも自動運転車を進めています。あと5年後、10年後の生き残りを賭けて各自動車会社が必死になっているのが伝わって来ます。

私としては、キャンピングカーで完全自動運転が早くできてくれればと思っています。日産キャラバンかトヨタのハイエースの自動運転車が出来ればそれでキャンピングカーができ、最高なんです。日本一周も疲れ知らずですね。

さらに社会的には、交通事故が撲滅できるはずです。自動運転車が発達していれば、夜行バスがガードレールに激突することは無いでしょうし、正面衝突、交差点での巻き込み事故も解消できることになると思います。

まずは、スバルのアイサイトに始まり、日産セレナのプロパイロットが口火を切ってくれました。トヨタも、しっかりと研究を進め2017年に自動運転車を発表するそうです。トヨタの自動運転車はどんなものになるのか楽しみです。日産キャラバンやトヨタ・ハイエースが自動運転できれば、キャンピングカーがさらに発展すると思うのですが‥‥ガンバレニッポン!!!

 

まずはシートアレンジを伺いました。

最初に気になっていたのは、フルフラットについてでした。当然フルフラットになるとは思っていましたが、日産のサイトにはフルフラットについては何も書いてありませんでした。そこで、念のために今度もセレナのフルフラットについて、聞いて見ました。

もちろん、返答はOKということでした。ちょっと邪魔くさかったので完全にはフルフラットにはしませんでしたが、ほとんどのワンボックスと同様にできるようでした。

シートはホンダステップワゴンに近く、凹凸が少ない方のようで、ほぼ完全にフルフラットになるようでした。トヨタの高級車アルファードのようなシートの凹みが大きいものと違っていて、セレナはその段差にちょっと何かを置けばほぼ平面になるようでした。

2列めシートがすごい。7人乗りにも8人乗りにもなれる。

シートアレンジに関して一番驚いたのが、2列めシートでした。

なんと2列めが、2人がけにもなるし3人がけにもワンタッチで変化できるんです。シート間の隙間を埋めるものが、役にたっていました。二人がけのときは、シート間のものが1列目の間に移動してコンソールボックスのような働きをします。そして3人がけのときには、そのコンソールボックスのようなものが2列目の間に移動してそこが真ん中の席になります。

つまり全体としては、7人乗りのワンボックスになったり、8人乗りになったり自在に変化できるというものでした。そこはトヨタ アルファードの2列めのような凹凸の激しい、包み込むようなシートではなく、セレナのシートは比較的平面に近いものです。そのために7人乗りにもなるし8人乗りにもなれるポイントのようです。

プロパイロットを体験しました。

プロパイロットを体験することが、この試乗体験の本命です。

実際に高速道路に出るわけには行けないので、近くの自動車専用道路で体験しました。

全車速追従機能と車線中央維持を実現する自動運転車、つまり準自動運転車(レベル2自動運転車)ですが、日本にはセレナだけです。(トヨタは2017年に自動運転車を投入するそうです。)で、そのレベル2の自動運転車を体験しました。

全車速追従機能
まず、相手との車間距離を維持するオートクルーズの進化型の全車速追従機能ですが、ほぼ完璧のレベルでした。高速道路だけでなく、一般道でも使えます。右足をアクセルから離せるというだけでもかなり疲労が軽減されます。実際現在の私は、後付のオートクルーズを自分で取り付けていますが、右足を離してきちんと両足を軽く揃えて運転しています。それだけで、長距離運転がかなり楽になりました。遠くまでいくらでも行けると思っています。

ただ、オートクルーズだけですと車間距離を常に意識していなければいけません。前車が遅いと、オートクルーズを解除するか、車線変更するかしなくてはいけません。私などは前車を意識しなくても良いように、高速道路では90km/時、ひどいときには、80km/時で走ります。80km/時で走るとまずプロパイロットと同じ状態になります。でも周りの車にはちょっと迷惑かもしれません。80km/時は、道路が空いているときだけです。

日産セレナは、車間距離を維持してくれるので相当に楽に運転できます。試乗体験したとき、合流地点で左から他の車が割り込んできました。その時もセレナはググッという感じでブレーキがかかり、割り込んで来た車に道を譲りました。横にいた日産のディーラーの方(若い美人おねえさん!!)は、あっ、と言いながら早くブレーキを踏んで!!!と言いたそうでしたが、私はセレナを信じて、セレナがどのような動きをするのかを知るいい機会だと思いそのままブレーキを踏まなかったのですが、セレナはセレナ自身でブレーキをかけ、さすがは自動運転!!という瞬間でした。


車間距離を自分好みに合わせられます。

車間距離は、3段階で自分好みにできます。

いくら自動車専用道路だと言っても70km/時ぐらいなので、高速道路用の車間距離では距離が開き過ぎでした。そこでハンドル部分にあるスイッチで車間距離を丁度よいように運転者が決められるのです。ステラやベンツEクラスなら自動的に車速に応じて車間距離も自動になっているのかもしれませんが、セレナの運転者が決めるというもので充分だと思いました。

実際に車間距離を変えてみたのですが、一番車間距離の大きいものから中間に変えてみたら、どんどん加速されて指定の車間距離になったらあとは一定の距離を保って自動運転を開始しました。う~ん、賢い!!!

車線中央維持機能を体験しました。

車線中央維持機能ですが、今のところ高速道路と自動車専用道路だけで使えます。一般道でも横の白のラインがはっきりしているところは使えるそうですが、今後の課題ですね。

そして今のところ、同一車線に限って車線維持機能が働くのですが、もしも前車が遅くて前が詰まってしまい横の車線が空いていてもレーンチェンジしてくれません。このことは1500万もするテスラや700万円以上のベンツEタイプでも同じです。ただ、テスラやEタイプは運転者が横のレーンに移れると判断したら、運転者がウインカーを出すとあとは車の自動運転機能が働きレーンチェンジをしてくれるそうです。高級車はそれでいいのですが、セレナは現時点でレーンチェンジしたければ自分でハンドルを切って移動すればいいだけです。それくらい楽なもんです。

セレナの為に言っておきますが、テスラやEタイプも自動でレーンチェンジしてくれません。これはダイナミックマップ(高精度地図)がまだ実現していないためなのです。実現するのは2018年、日産も2018年にレーンチェンジも自動運転すると明言しています。テスラもEタイプも同じ2018年になって初めて自動運転でレーンチェンジできるようになるはずです。

先日片道300kmほどの遠乗りをしてきました。そのとき感じたのは、全車速追従機能はまず第1に必要な機能だと思いましたが、第2にレーンの中央を走り続けることをサポートしてくれる機能があるとさらに楽になるだろうなと思いました。実際そのときには、細かくハンドルを操作している自分がいることに気がついたのです。車線中央維持機能もあると相当楽になるだろうな感じたばかりです。それをセレナは実現してくれました。

先日車線をセンターラインを超えてはみ出してきたワゴン車に、中学生を乗せたマイクロバスが正面衝突して中学1年生二人が命を落としました。また高速バスが、高速道路横の壁にぶつかったり、崖から落ちたりして、たくさんの命が失われたことも記憶に残っています。一般の車はもちろん、バスこそ一刻もはやく自動運転を取り入れるべきだと思うのですが‥‥。
 
 

ホンダ フリード 試乗レポート

2016年9月に、ホンダフリードも新型を発売しました。新型トヨタシエンタが、2015年7月にフルモデルチェンジされてからフリードは発売実績でその後塵を配してきたのですが、これで追い抜くことができるでしょうか??

特にHONDAセンシングを中心に試乗してきたのですが、試乗した限り「使える」という印象を持ちました。日産セレナは大々的にプロパイロットを打ち出して来ましたが、以外にもHONDAセンシングは、その存在を控えめに宣伝していたように感じました。日産セレナのプロパイロットには自信があって、HONDAセンシングには自信が持てないのでしょうか?その辺が気になって試乗してきました。9月に日産セレナの試乗体験をしたので、その時の様子と比較しながら伝えていきたいと思います。試乗の結果を一言で言うと、ACC(アクティブクルーズコントロール前車追従機構)については、日産セレナ同様に、使えると言えそうでした。

現時点でホンダフリード(G Honda SENSING 210万円)は、日産セレナよりも安い価格で一番自動運転車に近いといえます。(スバル インプレッサG4 2.0iアイサイト2,194,500円)

未確認情報ですが、ホンダディーラーの方から、次はもっと低価格帯のフィットからもHONDAセンシングが発売されるそうです。(あくまでも未確認情報です)

近頃、高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いが原因で、悲惨な事故が多発しています。今では軽自動車の殆どに『誤発進抑制機能』を備えた車が発売されています。高齢者さんは、一日も早く、最低でも『誤発進抑制機能』付きの車に乗り換えてほしいものだと思います。
 

『後席シートが両肘掛け』 『フロントの角が見やすくなった。』

試乗前に、車内を簡単に見せてもらいました。

現在の私の愛車はフリード5年目なので、新型の変化がよくわかります。2列めのシートが両肘掛けになっていることに、すぐ気づきました。もともと2列目のシートはゆったりとして、とても優雅な気分になれるのですが、新型フリードはさらに向上していました。

なんと両肘掛けになっているのです。

実際には座らなかったのですが、きっとゴージャスな気分になれることが予想されますね。



現在のフリードに乗っている私が、不満に思っていることの一つに、カーブした時に斜め前が前の柱が、邪魔になって見にくいということです。

それが、新型フリードでは、解決しているのです。運転席から見て、丁度45度斜め前方が、窓になっているのです。

とても見やすい

まるで、私の苦情を聞いてくれて、改善してくれたようでした。
 

ハンドルとメーターとの間の空間が有効利用 『収納ボックス』に!!!

旧フリードは、ハンドルとスピードメーターとの間のフロント部分は、何もありません。

新型フリードは、なんとこの部分が収納ボックスになっているのです。

実際に試乗してから気がついたので、中を開けてまでチェックできませんでした。運転しながら、急いでスマホで撮しておきました。運転しながら撮せるのは、HONDAセンシングのおかげですね。

ACCと車線維持支援システムを試乗する。

いよいよACC(アクティブクルーズコントロール前車追従機構)を体験しました。基本的には、日産セレナのACCと似た感じでした。きっちり前車との車間距離は一定に保ってくれました。

ハンドルの右部分の『セット』ボタンを押すと、その時の車速でACCが始動します。

その後、前車が速度を上げて車間距離が開いたので、『+』ボタンを押すと速度が上がりました。すると、前車に追いつきました。そして、定められた車間距離を保つのでした。そして、リセットボタンの横の『車の絵と横線』のボタンを押すと、車間距離が任意に定めることができました。

当日は、普通の車道を試乗したので、2つ目の目的である『車線維持支援システム』を完全には体験できませんでした。しかし、普通の車道でも『セット』ボタンの下の『車線維持支援システム』ボタンを押して見ましたが、一応機能していました。
一応というのは、やはり一般道では、自分でハンドル操作したほうが良さそうでした。

高速道路では、多分頼りになるんだと思います。この辺は、日産セレナと同じような感じでした。

HONDAセンシングを体験して思ったこと。

横に座っていたディーラーさんに、「大雨のときでもACCや車線維持は、機能するの? 」と、聞いてみました。答えは「大丈夫」とのことでした。「ただ雪が降るとだめ、車線が雪で見えなくなる。」とのことでした。当地は雪国なので、もうすぐ雪が降ります。あと何年かすると、雪でもACCや車線維持支援システムが使える時代になるのでしょうね。


もう一つ気になったのは、赤信号で前車が停止したときに自動的に止まるのかと思ったら、こちらでブレーキを踏んで止まる必要があることでした。一応速度は落ちるのですが、前車とぶつかりそうになると、警告ブザーが鳴るだけでした。こちらでブレーキを踏む必要がありました。ただし、最終的には止まるそうです。ふだんは、自分でブレーキを踏むそうです。たしか、スバルアイサイトは、自動的に止まってくれたと思ったのですが、今後の課題ですね。
信号が青になって前車が出発しても、気が付かづに発信しないでいると、自動的にブザーがなるそうです。当日は、直ぐに出発したので体験できませんでした。

とりあえず,一般道ではACCだけで充分だと思いました。赤信号でも完全に止まってくれるともっと楽だったのに、HONDAさんよろしくお願いします。
高速道路では、ACCと車線維持支援システムの2つで、本当に快適に長距離も楽ちんに車を運転できそうです。

あと、人差し指だけハンドルに触れていたら、HONDAセンシングがリセットされてしまいました。手のひらで触れていなければいけないそうです。

これから、どんどん自動運転が実現されていきますが、運転者は、ボーッとしてしまい、ぶつかってから気がつくような時代になるような気がしました。う~ん、難しい!?